【最新版】今、実は「高級ウニ」が買い時!?【値下がり】
今年の2月頃、赤潮の影響で大打撃を受けた北海道の「ウニ」。
更に、1ヶ月ほど前からロシアによるウクライナ攻撃によっても値上がりを続けていました。
一時は1舟1万円を超えるものばかりになり、安価な店で提供するのが難しくなるほど高額になっていたのです。
しかし、そのウニが今、信じられないほど値下がりをしているというのです。
今回は、そんなウニの現状と、せっかくなのでウニの種類などをご紹介していこうと思います。
ウニが値下がり傾向に
新型コロナの影響により飲食店が休業や時短営業をすることで、ウニを扱う数量も減ってしまったせいなのでしょうか。
最も安いもので3800円程度と、非常にリーズナブルな金額で販売されているそうなのです。
2万円のウニと比較すると5分の1程度にまで下がってしまっています。
しかも、最も安価なものでも色が少し赤いだけで味はほとんど変わらず高品質なのだそうです。
未だにロシアの問題は全く収まっていないというのに、いったい何故こんなに値下がりしてしまっているのでしょうか?
実は「中国」が原因に
なんと、値下がりをした原因はロシアではなく「中国」なのです。
中国では現在、新型コロナウイルスの感染が拡大しており、複数の都市でロックダウンが行われています。
ロックダウンで食料品や生活必需品を手に入れることすら困難になっていますが、贅沢品であるウニの需要も大幅に下がってしまったのでしょう。
つまり、ウニをたくさん消費する中国で売りづらくなってしまった事により、日本でのウニの価格も下落してしまったようです。
値下がり自体は嬉しいものの、その理由はあまり喜ばしいものではなかった。
また、ウニだけではなく他の食料品も軒並み値上がりしているので、やはり他国の状況により食品の値段が大きく変わってしまうのは恐ろしい事ですね。
ウニの種類、全部知ってる?
ウニはそのまま生食でも加熱しても食べられる食材です。
普段何気なく食べているウニにはどのような種類があるのでしょうか?
日本で一般的に食べられているウニには代表的な種類がいくつかあります。
そこでここからは、ウニにはどのような種類があるのか、それぞれの特徴や食感などについてご紹介していきます。
1、エゾバフンウニ
エゾバフンウニは、身の色が鮮やかなオレンジ色をしているのが特徴で、緑色の殻に覆われています。
旬の時期は7~9月頃で、主な生産地は北海道と東北ですが千葉県辺りまで捕ることができるそうです。
バフンウニよりもサイズはやや大きめで、甘みが強く苦みはそれほど感じられません。
日本近海で捕れるウニの中では味が濃厚で最も美味しいと言われている種類です。
オレンジ色が濃いものほど甘みが強くなるのが特徴なので、選ぶ時はぜひ参考にしてみてください。
生食でも美味しく食べる事ができます。
2、バフンウニ
サイズはやや小ぶりで、実際のサイズは4cmほどしかありません。
トゲの長さも短めで見た目は地味な印象ですが、日本ではメジャーなウニの1つです。
3~4月にかけて旬の時期で、主な生息地は日本海沿岸です。
暖かい地域の方が先に旬を迎えるので、九州で捕れたものがいち早く出回ることになります。
バフンウニは身もかなり小粒な方で、大きさはせいぜい1~2cmです。
しかし、その味は非常に濃厚でしっかりしたコクがあり、食べ応えは十分です。
身の色は鮮やかな濃い黄色で、オレンジ色に近いのが特徴です。
近年では、漁獲量が減りつつある為、ほとんどは加工してから出荷されています。
3、ムラサキウニ
ムラサキウニは一見黒っぽく、トゲが長いのが特徴です。
しかし、太陽にかざすと濃い紫色であることから、この名がつきました。
生息地は広範囲に及び、旬の時期は6~8月と長いのも特徴の1つです。
大きさはやや小粒で、5~7cm程度です。
ムラサキウニの身は黄色ですが、産地に応じて微妙に違いがあります。
味わいとしては、濃厚でしっかりとコクがあり、味に関しても産地によって違うのがムラサキウニの面白さです。
4、キタムラサキウニ
名前も似ていますが、見た目もムラサキウニに似て黒っぽい色をしています。
しかし、サイズは大きく10cmほどもあります。
旬の時期は9~11月と長く、太平洋沿岸では相模湾よりも北、日本海側では山口県よりも北に生息しています。
一番の魅力はずっしりとした大きな身で、崩れにくいという特徴を持っています。
寿司ネタとして使われる事が多く、ボリューム感が楽しめるウニと言えるでしょう。
口に含むと下でとろけてしまうような優しい味わいで、甘みのあるクセの少ない食べやすい種類です。
【まとめ】購入の際は市場や通販で!
自宅で炊きたてのご飯と合わせて食べても美味しいですが、この価格帯はスーパーで見かける事はできませんよね。
美味しいウニが安価で楽しめるチャンス、卸売市場や通販であればだいたい取り扱っているそうなので、ウニ好きさんはぜひこの機会に購入されてみてはいかがでしょうか?